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失敗は成功の基

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設計部分の改良中
会社説明会や動画だけではなかなか知ることができない、エンジニアの業務。
製品開発に携わる新入社員の瑠璃川が、1人前のエンジニアとして自身が手掛けた製品が世に出るまでを記す。
ゆえにこの連載は来月で終わるかもしれないし、10年かかるかもしれない。
Work at ADN -THE REAL-を通してADN発、新入社員成長ドキュメンタリーを紹介します。

失敗は成功の基

2023年12月 配属5ヶ月目
瑠璃川はこれまで「MC-LED」のネジレス化の実現に向けて、新しい設計や量産化に向けた課題と向き合いながら試行錯誤を繰り返していた。
現在は「MC-LED」に加え、「TFL-LED」という製品のネジレス化を同時進行で検討している。
「TFL-LED」はLEDたなライトに区別され、スリムな形状で拡散する光を放ち、照射方向が調節可能な構造が特徴の成長期にある照明器具だ。
彼女は前回に引き続き「MC-LED」、「TFL-LED」の部品構造の工夫や微調整を行い、遂にネジレス化第一弾の設計を形にした。
構想から物を作り上げ、いよいよ製品に通用する物が設計できたかどうかを試す段階にきている。
3Dプリンターで製作した部品を使用し、実際に製造現場で組立を行いながら
新たな部品の組みやすさ、安全性、工数などの生産性をみて現場からのフィードバックを得る。

初のネジレス設計製品の組立工程では、実際に組み立てる現場の社員に設計者である瑠璃川と教育係が立ち会い、新たに設計された部分の特徴や現状の問題点を伝えながら行われた。
しかし「MC-LED」では設計した部品が組立の中でことごとく破損してしまい、部品の問題点が改めて浮き彫りになった。
3Dプリンターで製作した部品は本来の部品と素材が異なるため壊れやすいのはあらかじめ覚悟の上だったが、
組みやすさという点で部品を製品に固定する部分が折れやすく、はめ込みにくいことが改善点として挙げられた。
はめ込みにくいことにより工数がかかってしまい、ネジがあった方が早く組み立てられるのではネジレス化の意味が無くなってしまうため形状の工夫が必要となる。
また「TFL-LED」ではネジレス化した部品をはめ込むために従来の構造では問題が無かった部分に支障が出たため改善が必要になった。
「MC-LED」のように部品の破損は少なかったが、はめ込んだ際の不安定さ、従来の構造と新たな部品の兼ね合いが課題となる。

「MC-LED」、「TFL-LED」ともに改善点がいくつか指摘されたが、瑠璃川は早速それらを反映した新たな設計を行っていた。
実際に現場からの声を受けて、ここからがエンジニアとしてのトライ&エラーの見せ所となるのだ。
今回の課題を設計に反映させ、再び現場で組立を行うことを繰り返し、問題なく量産が可能な形になるまでトライし続ける。

彼女のアイデアや教育係の経験をもとに開発されたネジレス化が実現へ一歩近づいた瞬間であった。
彼女のトライ&エラーがここから始まっていく。
次回、彼女はどのように課題に取り組むのか、目が離せない。
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