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為せば成る

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為せば成る
会社説明会や動画だけではなかなか知ることができない、エンジニアの業務。
製品開発に携わる新入社員の瑠璃川が、1人前のエンジニアとして自身が手掛けた製品が世に出るまでを記す。
ゆえにこの連載は来月で終わるかもしれないし、10年かかるかもしれない。
Work at ADN -THE REAL-を通してADN発、新入社員成長ドキュメンタリーを紹介します。

2024年6月 配属11ヶ月目

瑠璃川はこれまでネジレスの新たな課題を発見しつつ、改善策を練っていた。
組立性やデザインの変更は最小限に、絶縁検査を可能にするための設計を行う。

前回は器具の裏に検査用の穴を空ける対策を考えたが、完成後のデザイン、組立のしやすさ、製品の原価や加工費など様々な要素に影響が出てきてしまうため不完全な案となった。
そのため新しく検査用の穴を空けるのではなく、現在の構造を活かしたものにできないかと試行錯誤を繰り返した。

何度も設計、試作を行い、最善と思われる形を作り出した。
それは検査治具をあてられる箇所を捻出するため、既存の設計で作られた穴を広げ、検査治具をあてるためのスペースを確保することだ。
製品の両端に使用するサイド板という部品を固定するための穴を広げ、1つの穴に2つの役割を持たせたのだ。
これにより絶縁検査を可能にしつつ、組立性やデザインへの影響を最小限に抑えた設計が完成した。

だが、エンジニアの仕事は、これで終わりではない。
設計だけではなく原価や加工費、金型の償却など生産や利益に関わるデータをまとめるのもエンジニアとしての1つの仕事である。
それらのデータを用いて最終的なデザインレビューを終え、今後はDNLと共同でネジレスの製品化が可能か見直していく工程に入る。
教育係のフォローを受けながらDNLへネジレス化を提案する資料を作成している瑠璃川。
彼女の挑戦がより良い結果になるよう、教育係にも力が入る。

周囲のサポートを受けてトライ&エラーを繰り返しながら「MC-LED」「TFL-LED」は着実にネジレス化実現へと近づいている。
このような苦労を経てゼロの構想から作り上げた設計が製品として形になるという達成感は、ものづくりの醍醐味と言えるだろう。
次回、彼女のものづくりはどのように変化していくのか、目が離せない。
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